日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
流山市の新設小学校 基本設計(案)
 8月1日、大畔地区に計画されている新設小学校の基本設計(案)が教育福祉委員会協議会で説明がありました。

 資料を添付します。

 ご質問がありましたら、お気軽に市議団のメールから小田桐までお問いあわせ下さい。またご意見もぜひともおよせいただき、ご一緒に考えましょう。

 当局からの説明では…
 開校時H33年(2021年)4月にむけて、多目的教室を普通教室に転換し、最大30学級対応できる第一期校舎、さらに想定されるH36年度36学級に対応するため第2期校舎をH36年(2024年)4月供用開始できるようにするとのことです。
 また、校庭は、150メートルのトラックが確保できるようにするとのことです。

※1 新設小の当初計画…最大47学級は、多目的室を普通教室に転換することで対応で
   きるとのこと。学区選択地域で、新設小を選択した場合に対応できるとしていま
   す。
※2 第2期校舎は、H34・35年度に工事に着手し、H36年4月供用開始を予定。

 私からは、体育館の窓の云々とか、学校開放時の駐車場の云々…枝葉より、子どもの教育環境についてしっかり議論をしようと各委員に呼び掛け、以下の質疑、要望をおこないましました。

1、プールに屋根を設置し、全天候型とし、授業時間の確保をすべきでは?「財政的な対応ができれば取り入れられる」とのことです。

2、体育館の大きさは、少なくとも小山小並みの面積を確保すべきでは?「小山小、おおたかの森小と同レベルの規模は確保する」

3、音楽室や理科室が1ヶ所ずつ、足りないのでは?図書室も面積が小さいのでは?「第2増築校舎に予定している総合学習室で対応できる」「隣接するPC室なども共同利用し、調べ学習に対応できる図書館規模となる」
…低学年の声は響くこと、元気な歌の時間は、他の教室にとって騒音になること、また理科実験室は、授業時間内で準備・片付けをすること、ガスバーナーなど専門的器具を使うことを指摘し、適当な答弁ではなく、しっかり準備をするよう指摘しました。

4、校舎の昇降口は2階部分が吹き抜けとなっている。これは、入口の解放感や明かり取り、見た目としての意味は否定しないが、授業で使う教室などの確保が優先されるべきでは?「開放感などの意味はあり、教室確保も含めよく協議したい」

5、学童保育の拡大スペースは、総合学習室の放課後利用を想定しているが、家庭的保育の確保には、床に寝っ転がり、話したり、遊んだりするが、床の使用はどうなっているのか?「一部分は、学校利用時は上履きを脱いで利用するなどジュータンなどで対応する。またその他もフローリング方式で、衛生上問題ないように対応したい」

6、水道の蛇口が足りない、トイレに並ぶとの声が小山小・おおたかの森小で聞かれているいるが、どう対応するの?「児童数に応じた基準があり、対応する。低学年は少し数多く対応する。蛇口や冷水機もクラス横のスペースに配置できるようにする」

7、給食調理場は何食分対応できる計画なのか?「2千人分対応を想定し計画した」

8、2千人近い児童・教職員が利用するため、下水道整備は必要ではないか?「調整区域のため、整備に難しさはあるものの、教育委員会としては公共下水道を整備したい」

 そもそも3階建てでいいのか、校庭を広く確保するため、一部4階建てを導入しなくていいのか…も議論する必要があるでしょう。
 また、『収容型』義務教育という市長の方針を変更し、もう1校、新設すれば、2期校舎は中止し、低学年用の遊びスペースや野外の発表スペースに利活用できます。
給食室も、自校方式が望ましいですが、長崎小・八木南小のように親子方式の導入もできます。固定的な思考で、小学校を「収容所」とならないよう政治の役割が問われています。

その他の議員の質疑で気になったことは…
・2期工事が児童や授業に影響しないのか?「影響は少ないものと考える」
・1期・2期と工事を分けることで財源はいくら安くできるのか?「3年後の児童数に対応する範囲ですか国庫補助が出ないので、最大限国庫補助をもらえるようにすることで、1.6億円程度負担が減らせる」
・想定よりも児童数が増えない場合の対応は?「2期校舎の工事開始をずらしたり、1期校舎で済むということも想定できる」

(基本設計案)
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