日本共産党流山市議団
高橋議員の活動

「令和6年度流山市一般会計予算」の反対討論

日本共産党を代表し、議案第1号「令和6年度流山市一般会計予算」に対し、反対の立場で討論をおこないます。
今年の始まりは元日の能登半島地震に始まり、震災への備えが一番の課題となっています。また、物価やエネルギーの高騰が高止まりしている中、市民の暮らし、生業を守る対応が求められているにも関わらず、来年度予算には大きな課題を多く残しています。大きく3点指摘し、以下反対の理由を述べます。
その第一は、震災・防災対策が余りにも不十分だということです。
そもそも地震の想定が、東京湾北部地震の冬期18時、震度6弱としていますが、能登半島地震は震度7の激震災害でした。最悪の想定としての備えがまず必要であり「備えも認識」も“甘い”と指摘します。
まず、避難者数を流山市民の12%の25,500人とし、食料備蓄は3食・3日分のみとなっており、予算委員会質疑では、「3日後には国からの支援が始まる」との答弁でした。「流通備蓄による企業からの支援、空輸からも支援がある」と、市内の公的備蓄体制の強化を計ることもしないばかりか、災害時のトイレ対策として、トレーラートイレの導入の検討もしません。
さらに、いざと言う時の体制では職員の人的パワーが肝心ですが、職員の数そのものが他市に比べて少なく、日常業務から支障があるにもかかわらず、「災害時は、他市からの応援がある」と強化さえしません。段ボールベッドの備蓄も「ゼロ」、備蓄倉庫の整備も「ゼロ」、防災井戸の増設も「ゼロ」と、市民の命と安心さえ守る体制になっていないことが大きな課題となっています。
付け加えておきますが、今、流山市 地域防災 計画案が令和5年11月10日に提示されましたが、「耐震化率の向上等により人口は増加したものの被害は減少」として避難者数を1万人と、現 防災計画の半分以下にしていることも大きな問題であると指摘しておきます。
第二は、誰でもが安心して暮らせる街づくりが求められていますが、市民の願いに反する冷たい市政に終始している点です。
来年度の大きな施策として、重層的支援体制の構築が挙げられていますが、虐待対応を含めた「子ども家庭部」の体制強化のためにも職場からの人員要望を満たすように求めても「適正な配置」に努めるとして要望に応えようとせず、地域に密着している民生委員児童委員の充実を計ることもしません。
高齢者の「足の確保」の施策として、高齢者の免許返納 一時金制度や、障害者の福祉タクシー券等々の利用拡大や、今4人に1人が加齢性難聴になっているアンケート結果にも無視し、補聴器助成に背を向けています。また、全国的に広がっている学校給食の無償化に対しても、せめて第2子半額からとの声にも応えません。
また、第二次 救急医療機関 指定業務 委託料は、わずか870万円と予算を5年間ほぼ増額していません。一方、白みりんイベント事業には990万円の予算となっており、救急医療予算より多いとは、余りにも市民の命を軽くみていると、強く抗議するものです。
第三に、施策の優先順位が逆立ちしていることです。
TX沿線開発で最後の地区と言える「運動公園地区」には予算の1%、8億円余の予算が投下されながらも、面積ベースの進捗率は1%ちょっとしかありません。おおたかの森駅周辺を再整備する「まちなみづくり事業」、市民からは「通称いざきロード」と呼ばれている道路の再整備事業に総事業費5億2千700万円も投じています。「おおたかの森駅周辺以外は、デコボコ道路となって修繕されていないのに、何がウォーカブルな街づくりだ」と、市民からは怒りの声が寄せられています。
毎年4千400万円の赤字を生む計算の白みりんミュージアムの建設に対しても、市民から批判の声が聞かれています。来年度予算は、整備事業に1億6千500万円、イベント事業に990万円、維持管理費に300万円、白みりん検定業務委託料に470万円、総額1億8千260万円にもなります。
さらに市長が肝いりで立ち上げた「官製観光株式会社」は、赤字4千400万円、債務超過5千300万円にものぼり、経営上の不透明さや不確実性、妥当性まで問われています。来年度の2千万円も「赤字補填のようなもの」、「この予算に賛成することは、金額欄が白紙の小切手を切るようなもの」と強く懸念する意見も出されるほどです。
このような予算があれば、附属幼稚園の存続も、防災予算、学校給食の充実、補聴器助成など、直ぐにでも実現できると指摘するものです。
最後に、3月15日付の「ながれやま福祉だより」には、八木北小学校・常盤松中学校で「福祉ってなに?」の授業を実施したとの記事が掲載されていました。「ふくし」とは、地域に暮らすいろいろな人たちにとっての「ふだんのくらしのしあわせ」として「みんなが助け合って暮らすまち」と学んでいます。
日本共産党は、物価高騰から日常の暮らしと営業を支え、市民の命を守り、福祉をよくして安全・安心のまちづくりで、誰でもが住みよい流山を実感できるよう、実現に向けて全力を上げる決意を表明し、令和6年度 流山市 一般会計予算に対する反対討論を終わります。

(添付書類)
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