日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動

市民経済委員会協議会(流山本町・利根運河ツーリズム推進課資料)

7月29日、市民経済委員会協議会が開催され、官民連携で設立した流山版DMO「株式会社流山ツーリズムデザイン(コチラから…)」から報告を受けました。
資料を添付します。

私の素朴な疑問・・・
●経営状況について、2025年4月に4千万円もの借入金残高を完済し、金融取引正常化としていますが、自らの経営手腕だけでそんなことができるのでしょうか?
(1)売上高総利益及び営業利益が激変した理由は何か?
売上高総利益が前年度約6千万円弱から、1億3千万円超(約2倍)、営業利益で前年度約▲2200万円から、約4100万円超(3倍)に上昇しました。経営的にプラスが大きく、様々な取り組みがあった所以ですが、22年度、23年度の推移と、さらに昨今の物価高騰・人件費高騰を踏まえれても、これほど利益の大幅上昇がなぜ実現できたのでしょうか。
(2)ヒット商品はなんなのでしょうか。
売上高約1億3700万円のうち市の公費は約8600万円と63%を占めます。
過去の推移をみると、売上高に対する公費の割合は、22年度98%、23年度67%、24年度76%です。比較すれば、公費の割合が減るほど売り上げが上がったわけですが、ヒット商品そのものは何でしょうか。
事業としての様々な努力があってこそですが、いっぽうで、流山版DMOは工場や特許商品を持っているわけではありません。
また賃貸を紹介するほど古民家を所有(仲介含め)しているわけではありません。さらに集客も、流山版DMO独自の努力はありますが、市やその他の催しに付随した広報への依存も大きくあります。
ヒット商品が不十分であっても、右肩上がりに売上高を伸ばせられものでしょうか。

●市井の息遣いを感じられないのはなぜでしょうか?
(1)「気」だけが前のめりになっていないか。
過去の取り組みで「ほぼほぼできた」という自信は非常に重要です。それほど寝る時間も削って大奮闘され、自負があるのだと思います。また本町を中心に、他民間事業所と一体で取り組み、売り上げをあげている事例も重要です。でもどうも私には「市井の息遣いを感じない」のはなぜでしょうか。
(2)目先の「コスパ」や「タイパ」になっていないか。
「醸造」をキーワードした都市間の連携は新たな着想として大変興味を引きます。また日本食に欠かせない「発酵」「醸造」は未来をつくる希望のひとつだとも、私は思っています。
しかし、市民間では親戚関係も多く、市職員同士も互いに行き来し、市政施行50年以上が経過している本市は、長きにわたり隣市野田市とは「発酵」「醸造」で関係を構築したわけではありません。関係を築くどころか、「都市間競争」だったのではないでしょうか。
それが今になって「ツーリズム」といえば、「神崎町」「香取市」「銚子市」なども含め醸成が図れるのでしょうか。「発酵」「醸造」は粘り強く、しかし沸々とした力強い信念が必要ですが、本市でも本気で着手して良いのでしょうか。
(協議会で説明された資料)
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