日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
松戸保健所の新増設を
210721県要請(松戸市議団、浦安市議団、三輪県議と一緒に)
210721県要請(松戸市議団、浦安市議団、三輪県議と一緒に)
21日、千葉県へ要請に行ってきました。
焦点は、県立保健所で、一番管轄人口(約83万人)が多い松戸保健所の新増設…管轄の再分割も含めたものです。

新型コロナウイルス感染症で松戸保健所の人員不足が表面化し、感染者の経路を早期に追いかけ、必要な方への検査や保護が、十分にできいれず、感染をいまだに封じ込めることができていません。
松戸市や流山市からも職員の応援派遣を実施するほどです。

さすがに、「体制強化の必要性は感じている」と回答しました。

が…「県民のニーズに適切に対応」を羅列すると、

・県立13保健所体制については、「現範囲で対応が優先」とし、新増設の計画はありません。
・強化策は?増員計画は?不明ですし、松戸保健所は令和3年度5人増員しただけです。
・松戸保健所の管轄人口が多いことについても、一言も触れません。また、対応できるという明言もありません。
・公衆衛生上の科学的情報を収集する(新型コロナウイルス感染症ではPCR等の検査)「検査課」は、13保健所のうち、「習志野」「松戸」「印旛」「香取」「長生」「安房」「君津」の7保健所しかありませんが、増やす計画もありません。
・「中核市になれば市独自に保健所が持てる」、「(小樽市、町田市、藤沢市、茅ヶ崎市及び四日市市のような)保健所政令市になれば市独自に設置できる」と必要なら市で持てといわんばかりです。
・築51年を迎える「野田保健所」は、「鉄筋コンクリート構造であり、建て替え目安は「築80年」」とのことです。(決定当時及び引き継ぐ職員は、何かあった際、誰もいないという総無責任体制の象徴です)

これでは、県民の安全どころか、感染症を封じ込めるための県民の一体感が持てるわけがありません。ましてや、「協力だ」、「自粛だ」、「人流抑制だ」と求められる地域経済では、首をくくるような思いで日々を過ごす事業主からすれば、県のあまりに消極的、かつ無責任な姿勢は、怒りに震えるのではないでしょうか。

ちなみに…保健所毎の管轄人口を見ると、、、
・習志野:48万4286人
・松 戸:82万2344人
・市 川:66万8409人
・野 田:15万2419人
・印 旛:71万5540人
・香 取:10万4528人
・海 匝:15万6305人
・山 武:19万8097人
・長 生:14万3307人
・夷 隅: 6万8349人
・安 房:11万9436人
・君 津:32万4171人
・市 原:26万8816人

※地域保健法第5条1項により、保健所は、都道府県、政令指定都市、中核市及び政令で定める市又は特別区が設置することとされています。また、地域保健法施行令第1条第3号に位置づけられることにより保健所を設置することができるようになった市のことを「保健所政令市」といい、小樽市(昭和23年)、呉市(昭和23年)、佐世保市(昭和23年)、大牟田市(昭和24年)、藤沢市(平成18年)、八王子市(平成19年)、四日市市(平成20年)、町田市(平成23年)などがあります。


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