日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
幼児教育・保育の無償化…流山市の実態を見る
今年10月始まる『幼児教育・保育の無償化』…その実態を保護者目線で、ご一緒に考えましょう。

対象は、3から5才児、0から2才児は住民税非課税世帯です。

公立保育所では、305人分、年度末(2020年3月末)までの6ヶ月間で、5170万円の保育料負担が減る一方、988万2千円分の給食費負担が発生します。
私立保育園等では、約1万5千人分の保育料4億4035万5千円の保育料負担が減る一方、各園が設定する給食費負担が発生します。

給食費は、主食費・副食費との設定はせず、食材料費として公立保育所は5400円ですが、私立保育園等では、5200円から7500円となり、平均は6千円です。
ただし、年収360万円以下の世帯については、主食費分1千円は免除されます。
市内で統一を図る自治体もある一方、流山市はバラバラとなり、その経費の説明責任が円でより重くなりますし、カラ領収書等の不正防止策も求められることになり、事務量はさらに増えるでしょう。

公立幼稚園では43人分の授業料362万2千円の負担が減ります。
私立幼稚園では、3400人分に助成していた就園奨励費の半年分1億7231万3千円がもらえなくなります。
一方で、給食費の負担として4500円の負担が求められます。
また、年収360万円以下の世帯(400人)は、10月から始まる私立幼稚園の給食費負担が免除(6ヶ月・720万円分)されます。

その分、国県市から私立幼稚園に対し4億8782万7千円が支払われます。

預かり保育や認可外保育園では、23カ所分に対し、支援がありますが、幼稚園で通常時間を超え、預かり保育を利用した場合は月1万1300円、認可外保育園の場合は、月3万7千円を、それぞれ流山市から保護者に支払われます。

障がい児177人分(R1.6月末時点)には、発達支援等を受けた場合の自己負担として731万2千円分が無償化されます。

完全無償化ではありませんが、一歩前進です。

ただし、その財源が第‼問題。消費増税です。
本来なら、大金持ちの税率をあげたり、支持もしない政党への助成金をなくせばいいのに。

『幼児教育・保育の無償化』に係る公費(4億9496万8千円)の動きが、総務委員会の補正予算議案として審議されました。
補正予算総額14億7千万円に対し、市の収入では33.5%、市からの支出では26.3%を占めることになります。

この記録は、議事録として、後日、市議会HPから見ることができます。
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