日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
夜間中学の運動
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8月25、26日、夜間中学校増設運動全国交流集会が千葉県松戸市で開催された。
第37回も数え、北海道から福岡県まで、現役中学生も含め、70名を超える方々が参加していた(25日の状況で)。

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夜間中学は、「門をくぐれば入学式」と生徒に寄り添う場で、公立と自主運営があり、夜間の時間帯に授業が受けられる学校で、現役中学生だけではなく、日本語の理解が不十分な外国籍の方や、戦争などの理由から中学校に通えなかった方がたに、「学習・授業」「学区内外での活動」「体験・交流」などを通じて、学力が得られ、仕事や生活の質向上を図ろうとしている場所である。
自主運営の粘り強い実線と成果が社会や政治を動かしてきた事例の一つといえる。
公立夜間中学は、現在、8都府県25市区31校(千葉県内では市川市内の1校)にのぼる。また不登校特認校は別に11校ある。
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松戸市では、31年4月開校を目指し、現在様々な詰めの作業が行われている。
松戸市立夜間中学校は…
●学校名 「松戸市立第1中学校みらい分校」
●カリキュラム 週5日、年200日実施され、教員免許取得者による授業が展開され、教科書は無償(必要経費は月3千円程度)とのこと。学校は17:20からの学級タイムにはじまり、順次40分間の授業が4コマ設定されているようです。就業期間は3年間
●クラスや対象生徒 全体で5学級程度を想定し、生徒対象は、15歳以上で、松戸市内はもちろんのこと、県内市外の方は各教育員会からの編入手続きを経る必要があるとのことです。
●来年4月までの募集については、第1期が8月末まで、第2期は10月頃を予定されている。自治会回覧、Web告知や市広報(多言語で)、公共施設での設置案内、民生委員児童委員との連携も行うとのことです。
●参加者からは「養護教諭やカウンセラーは配置されるの?教員配置権限を持つ県に要望しているの?」「帰りの時間帯にバスはあるの?電車・バス等には学割はあるの?」「教室が2階となっており、車いす生徒の対応は?」「エアコン設置は?」「体育館はつけるの?」「屋内の体育はどういう内容?」「年度途中でも生徒の応募は出来るの?」「広報は病院での掲示もいいと思う」「林間学校や遠足を行うことで、大きな効果が出ていることを考慮すれば、月3千円では不足すると考える」「日本語の授業を毎日、入れると生徒が集まりやすい」など生徒や教師の毎日の生活から出る指摘が多数出ました。
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開設に向け、様々な困難は予測されるが、初めから100%はないし、教員の異動、生徒の入れ替わりを考慮すれば、教員・生徒・行政・市民が一体となって作り上げる取り組みが欠かせないと思う。

その他、様々な地域の取組みを掲載しておきますので、一人で、1家族で悩まず、繋がりあい、支え合う社会、学校環境をうみだしましょう。
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