日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
スポーツフィールド建設工事契約変更 2
不可解な議案だ。
事前の説明をし、関係団体や議会に丁寧に対応していれば、問題もなく、それこそ市議会で全会一致で設計変更の手続きが終わっているような議案なのに…

昨年12月議会で、全会一致、特段な討論による指摘もない中で、事業内容が闇の中で変更され、事業費4千万円弱の追加、工事期間3カ月延期されたのです。

総務委員会1回目は継続審査。今日2回目が開催された。

市長は、充分な説明ができなかったこと、議決ないまま設計変更をした工事が実施されていたこと、市長としての管理監督責任をあげて、「申し訳なかった」と陳謝。
しかし「工事は『適正』ではなかった」としつつも、「議会に上程するための必要な手続きは踏んでいる」「執行伺いを経たのちの予算執行で財政手続きも問題ない」とし議案は『適法』とした。

担当部も、「説明の機会はあったのにしていなかった」「本来なら、6月議会に上程すべきだった」とお詫びしつつも、できない理由は「積算が間に合わなかった」「現場で入口から一番遠くに調整池があり、議決前でも設計変更に伴う工事施工を優先しなければならなかった」とした。

しかしだ!

ケジメは誰も取らない。議会へのお詫びと再発防止のみ…トップの責任回避が強くでたな…私には透けて見えるようです。

そもそも、設計変更に対する『仮契約』や、市長への調整池形状変更の説明(7月21日)、市長の『執行伺い(予算執行の確認)』があった7月24日等々のおよそ2ヶ月前、5月16日に工事変更の『指示』が部内で出されています。

担当課は、「契約額の範囲(契約金の20%程度増)の設計内容だった」「H30年4月オープンはずらせなかった」と答弁。副市長は「北千葉は残土処理の負担を減らしたい、市は土砂をタダでもらいたいというウインウインの関係」としています。

でも、「土砂をタダでもらいたい」…どうして?
H29年9月議会に必要な土砂の量も、搬入事業者も決定したはずなのに…。

しかも、H29年4月の人事異動されたのは、現場責任者の体育整備室長だけ。
前室長からどんな引継ぎがあったのでしょうか、引継ぎがないとしたら…どういうルートでいつ、誰から設計変更の指示が出たの?

さらに、入札や契約を預かる総務部は、1回目の委員会の場で、いぬい議員が「議決前に工事実施しているんじゃない」と独自の現場視察による指摘で「初めて知った」という。
それでも、議案としては『適法』?
しかも、設計変更に伴う約4千万円のうち58%は…工事を実施済みなのに…法や条例に基づき、誰もブレーキを踏む痕跡すらありません。

最低でもH30年4月オープンという無理くりの工期に、がむしゃらな設計変更を加えたツケとして、議会承認という場で噴き出したのでしょう。それも採択ありきで…。

ルール度返し、足元見られた各議員による議会の自殺行為…その後のツケは、議員一人ひとりにくることでしょう。
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