市施行の区画整理 行く末2 『6,490,000,000』
以前から、根本的見直しを求めていた理由の一つに、地価下落があります。
流山市施行の区画整理の特徴は、事業費収入の6割程度『保留地処分金収入』が占めています。
つまり、保留地の販売面積が1割売れ残れば、事業費の1割に穴があき、市が補てんする
。すべて販売できても、販売単価が1割下がっても、事業費の1割に穴が開き、市が補てんする。とてもハイリスクな事業だったからです。
実際、保有地販売単価(1平米あたり)は、19万3900円(1999年当時)→17万7千円(08年当時)→15万1千円(13年当時)→西平井鰭ヶ崎は13万6800円に、鰭ヶ崎思井地区は12万3600円に変更されてきました。
その結果…
さて、6,490,000,000という数字は何かわかりますか?
「この事業を始めたと時比較して、事業完成がみえてきた今、市の負担がいくら増えたのか」という質問への回答が「64億9千万円です。」ということでした。
区画整理事業費総額(国県費や保留地処分金収入、市費等を含めて)では、174億4600万円から213億9300万円になったのですー。
こんなに大きな金額だと、なかなか想像できないでしょうが、個人市民税のほぼ2年分程度なのです。