日本共産党流山市議団
小田桐議員の活動
『攻めの農業』のごまかし?
『攻めの農業』…耳触りは良いのですが、本当にできるのでしょうか?

日本の和牛の味は素晴らしいものがあります。それは、たとえ土地が欧米と比較して狭く、飼育頭数が少ないとはいえ、農家が、毎日毎日、牛の息づかいを感じ、体を思い、食事やストレスも含め必死に世話をし、様々な工夫をしているからでしょう。

和牛は世界各国の牛肉と充分戦えることは間違いないでしょうが、TPPで和牛をアメリカへ輸出する用は、2013年の200トンから、15年後(2028年)には6250トンを見込んでいます。30倍以上増えると勘違いしては、い・け・ま・せ・ん。

なんとアメリカから日本への牛肉輸入量は、18万6164トン(2013年)もすでにあるのです。輸出入量で比較すれば、100分の1しかないのです。

しかも…

6250トンに輸出量が増大しても、そこで儲かるのは、現在国内で和牛を生産している畜産農家の1.7%程度にすぎないのです。

超ブランド力があり、他国とも同等に渡り合える交渉力・経営力・宣伝力・あらゆる問題発生にも対応できる資本力が背景になかったら続きませんし、続けられません。

地に足つけて、現場の実態に目を向け、耳を傾け、心を砕かなければなりません。
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