日本共産党流山市議団
行政・資料
大変なのは、校舎だけではありません
築40年以上の校舎も大問題ですが、子どもの給食を支える調理場も大変なのです。

東深井小及び鰭ヶ崎小学校の調理場は昭和49年に設置。移転新築した小山小学校以外の残り20校すべてが昭和61年までに設置されていますから、12年間で一気に整備されたことがうかがえます。

つまり、一気に施設改修が迫られることになりますが、計画すらありませんし、日本共産党市議団の指摘を受け、初めて資料でまとめられました。

ドライシステム導入は小山小のみ。4共同調理場がウエット方式ですがドライを運用という状況です。

まさか、併設校への巨額な拠出後は、調理場の建て替えを理由にしたセンター化とでも腹積もりなのでしょうか???
積立もやっていないし、予断は許せません。

大人はどこで食べようか選択できますが、子どもは成長過程で、大人になった時の食生活はもちろん、孫やひ孫たちへと続く食生活を担っていますから、栄養でもおいしさでも匂いでもいい環境が提供されるべきです。

「自校方式の小学校から中学校に行った途端、調理場がなく、匂いもなく、おいしくない」という声を広げるのか、政治の責任を果たすのか、問われます。

今の市長のパターンから言えば、「老朽化で大変、子どもの給食を提供しないわけにはいかない」「給食食べられなくなっていいのか」「こんなにお金を投入することは無理」と不安をあおり、統廃合・センター化という指示が…


参考まで…
●通知の範囲
・平成9年4月1日制定:「75℃1分以上の加熱」、「保存食のため冷凍庫整備」など
・平成15年3月31日一部改正:「ドライ運用」の導入、「調理機器は『分解して』洗浄すること」、「調理工程中の温度や時間記録と保存」
・平成17年3月31日一部改正:「栄養教諭制度の発足に伴う改正 」
・平成20年7月10日一部改正 :「食品の選定・購入や検収際留意事項充実」、「各学校における検食の確実な施」、「食品危害情報の連絡体制充実」
●大臣告示 「学校給食衛生管理基準」(法第9条)に位置づけ
・平成21年4月1日改正
?調理場を汚染作業区域、非汚染作業区域、およびその他の区域に区分することとし、区域の整理
?ドライシステムを導入すること努力目標

全国的に、こういう制度改正を理由に、調理場のセンター化が持ち込まれています 。

計画的な改修や、経費の積み立てを行っていけば、自校方式を守れるのに、そうしない…政治的劣化や大人のご都合主義が子どもにツケを強いているのではないだろうか。
(調理場の実態)
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