日本共産党流山市議団
活動紹介
流山社保協第14回総会で記念講演
『原発事故と健康障害』・・・メディア報道に思う
 流山市や柏市など東葛地域が放射能のホットスポットになっているとの報道が広がっていますが、日本共産党市議団も参加する社会保障推進流山市協議会(大野儀一郎会長)が、放射能問題での講演会を開催、約70名が参加しました。

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 講師は、千葉県保険医協会会長で医師の花井透さんでした。花井さんは、40年にわたり千葉県在住の原爆被爆者の健康管理に携わってきており、核戦争防止千葉県医師の会代表世話人をつとめています。1991年には、チェルノブイリを視察しています。

 花井さんは、放射線による身体への影響は、確定的影響と確率的影響があると説明。原爆症認定集団訴訟で内部被ばくの影響についての論争が裁判の核心だったが、原告被爆者側が次々勝訴している。3.11以降、メディアでは専門家が「今のところただちには健康に影響が出る心配はありません」と言っているが、何かおかしい、どんな低い被曝線量でもガンの発生はゼロにならない。「線量限度」(「許容線量」)という言葉があるが、ここまで浴びても大丈夫ということではない。社会的(個人的)メリットと引き替えにここまで我慢しようという線である。原爆事故による被曝でメリットはないと強調しました。

 最後に、私たちがやるべきこととして、第1に、原発や放射能やその健康への影響などについて、みんなで学習し広くまわりに正しい見方をひろげること、第2に、大気、土壌、水(河川、湖沼、水道)、海、農畜産物、海産物などの汚染状況のモニタリングをきちんと行い、それぞれの汚染マップを作り、国民に公開していくことを政府や自治体に求めること、第3に、原発事故の被災者の将来にわたっての健康管理に責任を持つことを政府に要求すること。を提起しました。

 講演後には、東葛地域が放射能のホットスポットになっていることについて心配する声が出されるなど、活発な質問や意見が出されました。

 総会には、いぬい紳一郎市議、植田和子市議が参加しました。
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