日本共産党流山市議団
活動紹介
「ごみ有料化問題を考える会」が
ごみ有料化問題で市長交渉をおこなう
 流山市は、来年4月からの指定ごみ袋導入によるごみ処理有料化を打ち出し、来月の9月議会で決定しようとしていますが、8月1日(金)午後、この問題についての市長交渉が行われました。
 この交渉は「ごみ有料化問題を考える会」(代表:東葛病院医師 戸倉直美氏)によるもので18人が参加。
 日本共産党の高野とも、いぬい紳一郎、徳増きよ子市議も参加しました。

 「ごみ有料化問題を考える会」は、4年前に建設された新ごみ焼却場をめぐって運動を展開した「ごみ問題と環境を考える会」の主なメンバーが集まり、名称も新たに活動を再開したものです。

 市長への申し入れは下記のとおりですが、市長は冒頭、「今、市民の意見を集約中なので申し入れに対する回答は控えるが、現時点では予定通りにと考えている。きょうはみなさんの意見を伺うということにしたい」と述べました。

 参加者からは「自治会の説明会でも多くの疑問と怒りが出されている」「物価が上がり、負担ばかり増えている時に、こんな負担増はとても困る」「なぜごみ袋1枚80円もするのか」なとの意見が出されましたが、市長は「ごみをたくさん出す人と少ししか出さない人の(税金の)負担が同じでは、受益の論理から言ったらおかしい」「みなさんはきちんと分別していると思うが、中にはルールを守らない人もいる」などと発言し、参加者の怒りをかいました。ごみ有料化の白紙撤回を求めている市長の政治団体の代表も参加し、「市長の政治姿勢の問題だ」と指摘しました。

 7月31日に開かれた議会代表者会議では、議会としても「9月議会に有料化条例を提出するのは早すぎる。もっと市民の意見を聞くべきだ」との認識で一致。高野市議は市長にこのことを伝え、再検討を強く要請しました。


家庭ごみ有料化に慎重な対応を求める要請書

流山市長 井崎義治様
2008年8月1日
ごみ有料化問題を考える会
代表 戸倉直美
連絡先 高野とも
電話 7155−1683

 流山市が6月に公表したごみ処理有料化計画に対して、市民の批判と疑問が広がっています。各地で開かれつつある説明会でも、「ごみを減らすことが真の理由なのか」「資源ごみの袋まで有料化にすることはごみの減量・資源化と矛盾するのではないか」「市民にばかり責任を押し付けるのか」などの疑問は、まったく解明されていません。
 今、ガソリン1リットルが180円を超えるなど、原油や穀物高騰の影響で、あらゆる生活必需品が値上がりし、庶民の生活を苦しめています。さらに流山市はこの間、公共施設の有料化や駐輪場料金の値上げなどを押し付けてきました。厳しい市民生活を直視せず、「なぜごみ処理が無料でできないのか」との疑問を無視したやり方に、怒りを覚えます。
 そもそも流山市は5年前に、「循環型社会の形成」「ごみの徹底減量・資源化の推進」を掲げて、140億円を投入し、自区内処理を前提として、ガス化溶融炉の建設を強行してきました。この時の借金と毎年4億円という維持費が市財政を圧迫し、市民の負担となっています。施設規模や市税投入、資源化計画などが適切だったのかまず市民に説明すべきです。各地区のリサイクル率がどうなっているのか、レジ袋があらたにごみになる事態をどうするのか、まちをきれいにする市民の行為をどうするのか、有料化の前にやるべきことがあるのではないかなどの疑問に答えるべきです。そして、ごみ有料化しか方法はないのか、ごみ処理行政はどうあるべきか、市民とじっくりと論議すべきです。
 よって、以下の点について強く要請いたします。


 1、家庭ごみの有料化を急がないこと。そのためにも、市が計画している「9月議会に条例改正案提出」をストップすること。
 2、市がやるべきことを徹底して実行したのち、自治会単位などで市民の声をよく聞き、市民的議論を徹底すること。

以上

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